始まりの終わり

ふと

気づけば、僕は暗い森の中に迷い込んでいて。というのは嘘だけど。ふと振り返れば、そこには後続のランナーなんていなくて。ふと先をみやれば、ペースメーカーがなぜだか僕の遥か前を全力疾走していて。ふと左右を見れば、なぜだか沿道の応援団まで競い合う…